「パリ・オペラ座~夢を継ぐ者たち~」
2016年/フランス/86分/原題:BACKSTAGE/監督:マレーネ・イヨネスコ/出演:マチュー・ガニオ、アニエス・ルテステュ、他
世界最古にして最高峰のバレエ団、パリ・オペラ座。 誕生から356年、最高峰に君臨し続ける理由、夢と伝統はどうやって守られてきたのか?今、明かされる。 “夢を継ぐ者たち”の中心に立つのは、2013年にエトワールを退いたアニエス・ルテステュ。ルドルフ・ヌレエフから直接指導を受けた最後の世代で、彼の教えをこれからのダンサーたちに託そうとする姿が映し出される。 さらに、人気絶頂のエトワール、マチュー・ガニオのダンサーという職業に対する本音や出演作品の舞台も披露される。その他、ウリヤーナ・ロパートキナのストイックなリハーサル風景、コンテンポラリー・ダンスの最先端振付家ウィリアム・フォーサイス、前芸術監督のバンジャマン・ミルピエも登場する。 恐れを知らない革新の積み重ねこそが伝統を維持すると教えてくれる、発見と感動のドキュメンタリー。 ※チラシ、パンフレットから引用※
という感じの内容。
バレエって
衣装も含めて
練習風景の方が好きです。
黒のレオタードやTシャツ、スパッツ、レッグウォーマー…プラス、女性だと分量感のあるシフォン系のスカートとか。
この作品は、“継ぐ者たち”のドキュメンタリーなだけあって、練習シーンが豊富♪
細く美しい筋肉を身に纏ったダンサーたちが、身体の隅々まで神経を研ぎ澄まして踊る姿は本当に綺麗。
劇中では、引退した元エトワール、現役エトワール、ダンサーたちのインタビューや練習風景などをはじめ、振付家のクリエーションや指導者たちの教える姿など、普段見ることが出来ない貴重なシーンを見れるので、好きな人には嬉しい限りです。
度々映る各稽古場は、天井がドーム型だったり、楕円や半円など曲線窓だったり、白い壁にダークブラウン系の床だったり、踊りだけじゃなく衣装や建物にも目を奪われます。
“夢を継ぐ者たち”
文字で見ると大層だけど…
バレエが好きで
踊ることが好きで
ただ毎日お稽古し
そうして過ごす日々で
先人たちの遺したものを伝え教わる
彼らにとっては
自然な生活の積み重ねが歴史や伝統に…
そんな映画です。
おわり
読んで頂き感謝です。
それでは、また。