「プラネタリウム」
2016年/フランス・ベルギー/英語・フランス語/108分/カラー/原題:PLANETARIUM/監督:レベッカ・ズロトヴスキ/出演:ナタリー・ポートマン、リリー=ローズ・ディップ、他
1930年代、パリが最も華やかだったとき。アメリカ人スピリチュアリストのローラとケイトのバーロウ姉妹は、ヨーロッパツアーのため憧れのパリへと向かう。聡明な姉のローラはショーを仕切る野心家で、純粋な妹のケイトは自分の世界に閉じこもりがちな少女。死者を呼び寄せる降霊術ショーを披露し、話題の美人姉妹として活躍し金を稼いでいた。そんな二人の才能に魅せられたやり手の映画プロデューサーのコンベルは、誰もやったことのない世界初の心霊映画を撮影しようと姉妹と契約する。果たして姉妹の力は本物なのか?見れない世界を見せられるのか?姉妹の運命が狂い出す・・・。 ※パンフレット&予告チラシから引用※
というお話。
姉を演じるのは、<レオン>や<ブラックスワン>などで有名な、アカデミー賞受賞女優のナタリー・ポートマン。
妹を演じるのは、ヴァネッサ・パラディとジョニーディップを両親に持つ二世俳優のリリー=ローズ・ディップ。
あらすじ的には「死者を呼び寄せる」とか「降霊術ショー」とかって書いていますが、霊がガンガン出てくるとかのオカルトではないです。
妹(ケイト)は、ピュアなのでスピリチュアルな部分があるのか?ないのか?本当に見えているのか?いないのか?…
姉(ローラ)は、それを活用?利用?詐欺?して二人が生きていく為の生業にしている…
その二人に出会った映画プロデューサー(コルベン)が個人的に不思議な体験をした事をきっかけに、心霊映画を撮ろうとして…
そして、霊を呼ぶためにコルベンが用意した電磁波を放つ機会が出てきて…
積極的に実験に協力する妹は次第に…
という三人の奇妙な関係を中心にした設定。
※三人以外にも、登場人物はいます。
ローラが映画女優になったり、淡い恋心を抱いたり、と他にも展開ありです。
穏やかな色彩と二人の女優の共演で、スクリーンは常に華やかでいい香りがしてきそうです♪
スタイル抜群の二人、衣装もレトロでとても素敵。
姉(ローラ)はスタイリッシュなイメージで、ニット×パンツやクラッシックなスーツ、プリントのセットアップ、ターバンスタイルなんかもあって。
妹(ケイト)の衣装は東欧系の刺繍が施されたり…とフォークロア調のコーディネートで少女らしく暖かみのあるスタイル中心。
光沢のあるテロんとしたブラウスにリボンやタイ、ブローチなどを合わせたコーディネートもお洒落な学生服風スタイルで可愛かった~。
印象的だったのは、姉ローラが赤いドレスを着てるシーン!
肌が透けるシフォン素材で、前ボタン明きの衿つきの赤いワンピース。
ウエスト・マークに黒のベルトを着けて
セットされた髪に真っ赤な口紅。
かっ…
「赤ワンピ買おっ」
ってなる。
妹のケイトも同じく赤いワンピ着てました。
こちらは上にも書いたように、ガーリーなフォークロア調のワンピース。
差し色は白だったかな…。
(姉ワンピが可愛いすぎて記憶が…)
二人で生きていくために必死な姉のローラ
純粋さ故に思いのまま突き進む妹のケイト
そんな二人が懸命に生きている姿は
強さと儚さを感じてしまう
そんな映画。
おわり
読んで頂き感謝です。
それでは、また。